日々雑録
ブツネタ117 「見えない芯棒ですが…」
2009/07/30(木)
ブツネタ
こちらは、台座の木地。
まだ、彫る前の状態です。
桧の木地仕上げなので、厳選された尾州桧を使用します。
(下の別台は、色漆を塗るので、ヒバ材です。)
目に見えない部分で一点。
これは、角の芯棒。
丸い芯棒ではなく、四角柱になっています。
芯棒が効かない部分は、ダボが入ります。
角の芯棒ですから、しかっり固定ができて、
中心も自ずと出すことができます。
この角の芯棒は、意外と手間で、
組んでしまえば、見えない部分ではありますが、
木地師さんが、先々のこと、仕立てること等を考えて、手間を掛けてくれています。