日々雑録
ブツネタ9 「彫刻する前に・・・」
2007/12/06(木)
ブツネタ
現在、十二神将像を年に1~2躯のペースで制作しています。
そして年内に11躯目が完成に至ります。
上写真は、そのうちの1躯の塑像(そぞう)です。
塑像は、粘土でつくられたお像のこと。
図面を描き、材を木取りし、ノミを入れるのが通常の流れですが、より正確に彫刻するため、木彫の前に粘土で原形をつくる場合があります。
下写真は、図面と塑像の心木に麻紐を巻いた塑像の基礎です。
これに粘土を盛って、成形していくわけです。
実際、彫刻する前にこれだけのことをするのか・・・。
初めてその粘土で作られたお像を見たときは、驚愕したのを覚えています。
「さきに粘土でこしらえますわ」
・・・という何気ない仏師のひとこと。
そして、それは「良いもの」への追求なんだと確信しました。
ブツネタ8 「てっ・・手首が。でも惚れ惚れ。」
ブツネタ10 「この色なんでしょう・・・」
そして年内に11躯目が完成に至ります。
上写真は、そのうちの1躯の塑像(そぞう)です。
塑像は、粘土でつくられたお像のこと。
図面を描き、材を木取りし、ノミを入れるのが通常の流れですが、より正確に彫刻するため、木彫の前に粘土で原形をつくる場合があります。
下写真は、図面と塑像の心木に麻紐を巻いた塑像の基礎です。
これに粘土を盛って、成形していくわけです。
実際、彫刻する前にこれだけのことをするのか・・・。
初めてその粘土で作られたお像を見たときは、驚愕したのを覚えています。
「さきに粘土でこしらえますわ」
・・・という何気ない仏師のひとこと。
そして、それは「良いもの」への追求なんだと確信しました。
ブツネタ8 「てっ・・手首が。でも惚れ惚れ。」
ブツネタ10 「この色なんでしょう・・・」