日々雑録
仏像修理のハ・ナ・シ21『基準寸法に合わせた改造③』(全5回)
2008/04/21(月)
仏像修理の話
前回より続き…
台座は、寸法を改め新誂し、光背は洗浄、解体を経て木地補修を施しました。
本来は、このように台座の蓮華上に光背のホゾが入ります。
蓮華の口径が広くなったので、これでお木仏を安置しても安定感が出ます。
一方、お木仏の手先の損傷ですが・・・
写真の通り、右手は中指・薬指・小指の三本が折れてしまっています。
左手のほうは・・・ 何やらおかしな感じに・・・
これは後補のもの。欠損してしまった左手を新しく取り替えられたのでしょうが、残念ながら、扉に手を挟んでしまって、腫れ上がったような手になっています。
台座同様、ご自身の手で自ら手を入れられたのかも知れませんが・・・
こちらの左手は、掌ごと取り替えることにします。
次回へ続く…
台座は、寸法を改め新誂し、光背は洗浄、解体を経て木地補修を施しました。
本来は、このように台座の蓮華上に光背のホゾが入ります。
蓮華の口径が広くなったので、これでお木仏を安置しても安定感が出ます。
一方、お木仏の手先の損傷ですが・・・
写真の通り、右手は中指・薬指・小指の三本が折れてしまっています。
左手のほうは・・・ 何やらおかしな感じに・・・
これは後補のもの。欠損してしまった左手を新しく取り替えられたのでしょうが、残念ながら、扉に手を挟んでしまって、腫れ上がったような手になっています。
台座同様、ご自身の手で自ら手を入れられたのかも知れませんが・・・
こちらの左手は、掌ごと取り替えることにします。
次回へ続く…