日々雑録

仏像修理のハ・ナ・シ22『基準寸法に合わせた改造④』(全5回)

2008/04/24(木) 仏像修理の話
前回より続き…

仏手の損傷は、木像の仏さまにおいて最も多いように思います。

光背や台座の場合、部分的に損傷していても、いざその箇所を修理しようとされる方は少ないように思います。

ですが、仏さまに損傷が見受けられれば、毎日のように手を合わせておられる方であれば、気になられることと思います。

損傷部の部分的な修理の場合、例外を除きますが、比較的安価で修理が可能です。

特にご身体に損傷がある場合は手を入れられるのが望ましいでしょう。


今回のお木仏の仏手は、欠損部を補い、下地、箔下の漆を塗った後、

金箔を押し、金粉を蒔いた上から古色を施しました。


時間が経過して付いた古色(時代色)を人工的に付けるという事に、疑問を感じたこともありましたが、

今回のようなケースは、古色にて色合わせすることが無難でしょう。

古色については、まだまだ研究が必要です・・・


【仏手修理・写真:上】箔下漆を塗った後
【仏手修理・写真:下】金箔・金粉仕上後に古色を施した後

次回へ続く…

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