日々雑録
レッツ!エキシ!⑥ 「japan蒔絵」&「国宝三井寺展」
12月に入って、怒涛の展覧会ラッシュ!
て言うか、知らぬ間に展示期間もあと僅かになっていて・・・。
まずは、京都国立博物館で行われていた『japan蒔絵展』を
京都仏具界の星☆I氏率いる「古建築荘厳具学会」の勉強会を兼ねて、
先日7日の最終日に足を運んできました。
(ちなみに明日12/8より、平常展示館が閉館になり、【写真:上】建替工事が行われ、新しくなるのは2013年とのこと。)
さて、「japan蒔絵」ですが、
蒔絵というカテゴリーの中で、よくまあ、これだけ一堂に集結できたもんだとまずは感心☆
展示構成が、またユニークで…
まずは、10世紀から16世紀の国宝・重文を含む日本独自の蒔絵の工芸品の展示から始まって。
次に、桃山時代の「高台寺蒔絵」に移って、
次に、16世紀後半の大航海時代が生んだ「南蛮漆器」
次に、17世紀鎖国時代に、オランダ東インド会社だけが長崎出島での交易が許された「紅毛漆器」
・・・てな具合で、中国より伝わり日本で確立した蒔絵が、
ヨーロッパ各地でいかに変遷したのか…
非常に驚きの連続な展覧会でした。
そして、大阪市立美術館で本日まで行われていたのが、『国宝三井寺展』
開祖・智証大師円珍の入唐求法帰朝1150年を記念して催されただけあって、
通常、目の前にすることがない円珍像が4躯(三井寺2躯、聖護院・若王寺各1躯)が拝観でき、
中でも、国宝の黄不動の仏画、重文の木造の黄不動像が一番のお目当て☆
それ以外にも、多くの国宝・重文が並ぶ贅沢な展覧会でした。
京都の「japan蒔絵」も大阪の「国宝三井寺展」も期間が終了しましたが…
会場を東京に移して、どちらもサントリー美術館にて、
「japan蒔絵」は、2008年12月23日(火・祝)~2009年1月26日(月)
「国宝三井寺展」は、2009年2月7日(土)~2009年3月15日(日)に
開催されます。
サントリー美術館ってすげぇ・・・。
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