日々雑録
モノづくりの現場から11「彩色師の工房から」
2016/07/17(日)
モノづくりの現場から
今日は彩色師の工房から。
只今、壁画を製作中。
金紙を張った板に、睡蓮に水鳥図を描いております。
いきなり本番という訳にはいかず、
まず下絵を描いて、修正を経て、最終OKが出れば、
金紙に下絵の型を写します。
そして、彩色・・・。
睡蓮の葉は、切れ込みがあるのが特徴です。蓮にはありません。
あと、蓮の葉は水をはじきますが、睡蓮ははじきません。
↑睡蓮(スイレン科)
↓蓮(ハス科)
↓蓮舫(ヒト科)
また、花弁は蓮と比べると睡蓮は細長く、
ハチスと呼ばれる花托が蓮にはありますが、睡蓮にはなかったり
よく混同されますが、全く異なる花になります。
描くほうも、これくらいのことは知ってなくてはなりません。
さて、間もなく仕上がります・・。
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