日々雑録

モノづくりの現場から11「彩色師の工房から」



今日は彩色師の工房から。








只今、壁画を製作中。
金紙を張った板に、睡蓮に水鳥図を描いております。




いきなり本番という訳にはいかず、




まず下絵を描いて、修正を経て、最終OKが出れば、
金紙に下絵の型を写します。







そして、彩色・・・。









睡蓮の葉は、切れ込みがあるのが特徴です。蓮にはありません。


あと、蓮の葉は水をはじきますが、睡蓮ははじきません。





↑睡蓮(スイレン科)


↓蓮(ハス科)






↓蓮舫(ヒト科)




また、花弁は蓮と比べると睡蓮は細長く、
ハチスと呼ばれる花托が蓮にはありますが、睡蓮にはなかったり


よく混同されますが、全く異なる花になります。

描くほうも、これくらいのことは知ってなくてはなりません。



さて、間もなく仕上がります・・。




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