ブツネタ81　「白檀塗りの位牌」 京仏商谷口の日々雑録 京都市西京区の京仏具匠

今では、位牌の多くが独自性を失い・・・

流通しているその多くが、量産品となっています。


昔は京都で、当り前のように位牌が作られていて、

お寺の位牌堂には古い位牌が沢山安置されているので、

拝見させて頂く機会が、とても貴重ではあります。


今回のこの位牌は、白檀塗りの位牌。

白檀塗りとは、金箔や銀箔を押した上から透き漆を塗ったものをいいます。

仕上がれば、このように独特な色合いになります。


白檀塗りの位牌を見るのは２回目。

好きか嫌いかは別として、そのこだわりが伝わります。

彫刻にも、そのこだわりは感じられます。



こういったお位牌との出会いは、制作する側にとっていい刺激になります。

うちの一重渕ちゃんも、そのこだわりを大切にしたいです…。




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