ブツネタ251　「洲浜型香炉台制作中｣ 京仏商谷口の日々雑録 京都市西京区の京仏具匠

洲浜型の香炉台を現在制作中です。




洲浜とは・・・

浜辺の入りこんだところ。
水の湾入したなぎさ。
州が出入りしている海岸。


そして、洲浜型は・・・

州浜を上から見おろしたような形。
すなわち、周囲に出入りのある形。


こちらは洲浜紋。






・・・で洲浜型香炉台とは、

浄土真宗本願寺派で使用される香炉の台。

天板が洲浜型になっています。


今回制作分は幅５寸。

比較的小さめにはなります。





木地は８月に仕上がっていたのですがが、

本日ようやく彫刻が完成しました。










天板は補強のために漆を摺りました。

この後は、錺師さんで型取りして、塗師さんに依頼します。


洲浜型香炉台は、何パターンかあるんですが、

雲の渦を多くし、透かし彫りにした今回の洲浜型香炉台は、

少々彫刻に時間を掛けてもらいました。





彫師さんに感謝。


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ブツネタ261　「洲浜型香炉台完成しました。｣