日々雑録

ブツネタ「仏壇用・別注の彩色小常花」

2026/08/10(月) ブツネタ

 

長らくお世話になっているお客様のお仏壇です。

 

 

とは言っても、こちらは数年前。 

 

弊社が納めた御仏壇ではないものの、

観音・勢至菩薩の造仏をきっかけに、

リメイクと刷新を繰り返され、

 

今回は新たに、木製極彩色常花を製作させて頂きました。

 

 

随分前になりますが、ブログでもご紹介したことがあります。

 

合掌★仏壇手をあわそ29

 

弊社では、仏壇用の木製常花を「小常花」と呼んでいますが、

そもそも、小常花は玄人好みで、製作機会は頻繁にありません。

 

 

今回のお客様が玄人な方というのもありますが、

そもそもは、総本山知恩院で見られた常花に関心を持たれたことから

今回の小常花の製作となりました。

 

とういうものの、お寺で見られた常花は寺院用で、

標準的な常花ではなく、花弁の開き方や、茎の曲げ方などが動きのある造りでした。

 

本数は7本。

花立てがボリュームのある形状なので、

小さくまとまるとバランスが悪くなります。

本数が増えれば値も高くなりますが、

5本では、しょうびんになります。 極彩色で仕上げればよい存在感が出ると判断しました。

 

 

そして、常花において弊社での最近の流行りが、

 

このオトシです。

 

花立ての口径に合わせて、円柱状のオトシを作り、

そこに茎(軸)を挿す穴を空けます。

 

手間な仕事ではありますが、

見た目がすっきりするのと、今後の管理が楽になります。

 

 

寺院用では、このオトシを製作する機会が多いのですが、

小常花でオトシを作るのは今回が初めて。

(↑どちらもオトシには色を付けて納めています)

 

 

さて、

極彩色で仕上がった7本立の小常花がこちらです。

 

 

 

 

 岩彩色で仕上げると、その風合いはより上品に見えます。

 

有難いことに弊社オリジナルの溜蝋色の木蝋と一緒に納めさてて頂きました。

 

ブツネタ364

ブツネタ411

 

 

阿弥陀三尊像前に生けた極彩色常花が、なんとも奥ゆかしい。

 仏縁に感謝。

 

 

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