日々雑録
ブツネタ1 「檀像彫刻完成」
2007/11/01(木)
ブツネタ
今日、ビャクダン(白檀)の阿弥陀像が1躯彫り上がりました。
当社の専属仏師の阪本は、主に在家用の木仏を担当しています。
今までに彫り上げた檀像は、優に1,000躯以上。
非常に堅い材質である白檀は、彫刻をするのにも桧や松などと比較して技術と時間を要します。また、高価な材であるため、材の選定には特に注意が要ります。 木目や木肌、重量等で木を選定しますが、切ってみないとわからないところもあるので非常に難しいのです。
阪本がいつも苦い思い出としてよく私に話してくれます。
インドから輸送される白檀の原木は、㌔単価になります。木目も良く、重さもあり、これはいけると思い、工房で切ってみると中から土が出てきて、えらい目に遭った・・と。しかもノコの刃も駄目になってしまった・・。
香木屋も見抜けず仕入れたのですから、余程うまく誤魔化していたのでしょう。内部に土を混入するなんて無茶苦茶です・・・。
そんな経験を経てこそ、材の選定にも磨きがかかるわけです。
さて、この阿弥陀像は、次は彩色師の手に移ります。そこで螺髪・眼・眉毛・髭
等の彩色を施します。
写真上:木取りした白檀材と彫り上がった檀像
写真下:仕入れ風景(香木屋にて)
ブツネタ2 「京製位牌」
当社の専属仏師の阪本は、主に在家用の木仏を担当しています。
今までに彫り上げた檀像は、優に1,000躯以上。
非常に堅い材質である白檀は、彫刻をするのにも桧や松などと比較して技術と時間を要します。また、高価な材であるため、材の選定には特に注意が要ります。 木目や木肌、重量等で木を選定しますが、切ってみないとわからないところもあるので非常に難しいのです。
阪本がいつも苦い思い出としてよく私に話してくれます。
インドから輸送される白檀の原木は、㌔単価になります。木目も良く、重さもあり、これはいけると思い、工房で切ってみると中から土が出てきて、えらい目に遭った・・と。しかもノコの刃も駄目になってしまった・・。
香木屋も見抜けず仕入れたのですから、余程うまく誤魔化していたのでしょう。内部に土を混入するなんて無茶苦茶です・・・。
そんな経験を経てこそ、材の選定にも磨きがかかるわけです。
さて、この阿弥陀像は、次は彩色師の手に移ります。そこで螺髪・眼・眉毛・髭
等の彩色を施します。
写真上:木取りした白檀材と彫り上がった檀像
写真下:仕入れ風景(香木屋にて)
ブツネタ2 「京製位牌」
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