日々雑録
☆彫りあがりました★73「須弥壇格狭間の宝相華」
2020/07/09(木)
彫りあがりました
彫り上がりました。
さて、今回は、ブツネタ449でご紹介した須弥壇の彫刻です。
こちらの須弥壇の格狭間に入る‟宝相華唐草”の彫刻。
正面が三間、脇が一間造りで、合計5枚。
10尺強の大きな須弥壇ですが、
この彫刻は、おおきなアクセントとなり、見せ場の一つにもなります。
図面は3種類ほど描いたうえで、今回選択したのがこちら。
糸のこ盤に乗せた状態ですが。
透かしの空間を出来るだけ多く取れて動きのある図としました。
シンメトリーで、彫りの強度も考慮し、華も5つ表現できていて
バランス良い彫りが彫り上がりました。
このあとは、下地、漆を塗り上げた後、金箔を押し、
金箔の上から淡く彩色を施す予定です。
存在感のある、須弥壇のグレードを上げる彫りに仕上げたいと思います。