日々雑録
ブツネタ445「木製吊灯篭の木地完成☆」
2019/12/08(日)
ブツネタ
木製の吊燈篭の木地が完成しました。
比較的小型になります。露盤までの高さで9寸になります。
六角型で、蕨手が付く、火袋が菱格子でとっても存在感のある灯篭です。
弊社が力を入れている仏具の一つです。
屋根のアール、火袋の菱格子など、非常に手間のかかる仏具です。
また、全体のバランスが整わないと不格好となり、作り手のセンスも必要となります。
木地が完成しても、まだまだたくさんの工程があり、
漆塗りや金箔押しなどの工程を考えて、解体ができるように製作しています。
吊燈篭の組み上げる動画はこちら。
また、上部の透かし連子には、爪楊枝よりも細い3本の連子棒が抜き差しできるようにしています。
後の工程で折れないように注意が必要ですが、
隅の仕事が丁寧に仕上げれるように、要は隅々まできれいに仕上げれるように
最後の工程が完了して、最後組み立てるまでバラして仕上げていきます。
拘り満載の吊燈篭。完成に至りましたら改めてご紹介いたします。