日々雑録
合掌★仏壇手をあわそ⑲「黒檀三方練りと総桧の阿弥陀像」
2015/06/16(火)
合掌☆仏壇手をあわそ
今日も無事に1日を過ごすことが出来ました。
日々感謝、ご先祖様にも感謝です。
そんな思いを込めて、ご本尊、お仏壇に手を合わせましょう。
さて、今回ご紹介するお仏壇とご本尊は・・・
本黒檀の三方練りのお仏壇。
お身丈6寸の尾州桧の阿弥陀如来像がご本尊。
☆彫りあがりました★57 でご紹介したシンプルながら
繊細で華麗な舟型光背の大仏座に安置させ、
総尾州(木曽)桧の木地仕上げでご納品させていただきました。
宗派は浄土宗。
引越しを機に、お仏壇を買い替えられ、
その際にご本尊を新しくお迎えになられました。
ご両脇の手描きの掛軸は、
本紙のみ残し、表装替えをして修理。
ご本尊の台座は、大仏座と呼ばれる低い台座のため、
溜(ため)漆塗りで仕上げた木製の台を誂え、少しかさ上げを行いました。
非常に美しい尾州桧。
5年か10年もすれば、時代色が付いて、また違った雰囲気になられることでしょう。
黒檀が持つ重厚さ、堅さ、どしっとした安定感の中に、
桧の阿弥陀さんが、優しくお家を家族を見守られる。
非常に良い組み合わせになりました。