京仏商谷口の日々雑録 京都市西京区の京仏具匠

今年は仏器箱を制作する機会が多く、


ブツネタ286　「素銅蕨手付きの仏器箱★」

ブツネタ303　「仏器箱・変わり塗り仕上げ★」

それぞれ、形状・仕様の違う仏器箱でした。





今回ご紹介するのは、また形状を変えております。

実際は、六器を置く台として制作させていただきました。










材は、尾州桧。

天板には、六器の直径に合わせて円形に地透きを施しました。



黒漆塗り、蠟色仕上げ、面には金箔押し、格狭間見込みには朱漆塗り、

毛彫りの金具を取り付けて完成です。











天板、格狭間、下框の接合部も、

浮いたりすること無く、きれいに組み上がりました。








六器を置くと、このように。

シンプルで格好良く仕上がりました。