日々雑録

ブツネタ106 「入子枡の彫りダーー!」

2009/04/28(火) ブツネタ


こちらは、浄土真宗本願寺派で使用される

六鳥型の前卓(まえじょく)。 その一部分です。






木地が完成して、これから彫刻に入ります。

型紙を貼り付けた鰭(ひれ)の部分には、入子枡(いれこます)の文様を彫ります。




マスは、分量を量るための四角い器。

大小のマスを入れ子にしたのが、この入子枡です。


枡には「増す」と意味を兼ねて、おめでたいものともされています。



ちなみに・・・、仕上がれば、こんな感じになります。





六鳥型の前卓、とりあえず彫り物が多くって・・・

彫師さんには、まずはこの入子枡から取りかかってもらいます。



そんな入子枡ですが、


じーっと見ていると・・・


目がまわりそう・・・
















ダーーーーーーーーーーーーー!






おおっ!


入子枡が、


彫り上がりました。






彫師さんが丁寧に彫ってくれはりました。


入子枡彫りの鰭部、その下の脚部は漆塗りの工程に移ります。



彫師さんは、これから手間の要る鳥や龍の彫刻に入ります・・・。



ダーーーーーーーーー!





んん~


鳥、龍の彫り上がりは、もう少し先のようです。





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