日々雑録

ブツネタ30 「山号額の制作①」

2008/04/14(月) ブツネタ
山号とは、寺院の名に冠する称号のこと。

寺院が所在する山の名称を付けている場合と、所在地とは関係なく、仏教用語を山号として付けている場合があります。

例えば・・・「比叡山延暦寺」「補陀落山六波羅蜜寺」。前者は所在する山、後者は仏教用語の山号です。

その山号を記した額が「山号額」。

写真:上は、その山号額の材料となる欅の板。まだ製材前の段階。

総欅材の本堂を建てられ、余った欅材にて山号額を制作することになったんです。

実は、非常に大きな山号額で、横幅で6尺(約180㎝)。

欅ですから、そら重いこと重いこと・・。

製材後、木地師が、写真:下の状態まで造形します。

その後は、ご住職さま直筆の原稿を合わせて、字体どおりに彫刻。

私共は、ご住職さま自らが山号の字を書かれることをお勧めしております。。


続く・・


ブツネタ29 「大日さん関連の彩色完了!」
ブツネタ31 「山号額の制作②」

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