日々雑録

【yomoyama① -ビャクダン-】 

2007/10/20(土) yomoyama
入手が困難で非常に貴重なビャクダン(白檀)材。
当社で制作する在家用のお木仏でも白檀仏が半分以上を占めます。

白檀の産地は、高温で雨の多い熱帯地方に限られ、インド南部の高原地方が原産地とされ、マイソール地方の老山白檀が最高品質とされています。
しかし、インドでは伐採制限・輸出規制がしかれ、何年も輸入されておらず、それまでのストックでまかなっているのが現状です。

正規ルートで老山白檀の角材を仕入れるならば、立像6寸用で5~6万位でしょうか。(価格は上がる一方です。)それに彫刻を施すわけですから自ずと高額になってきます。

その白檀、日本には存在しないと思っておられる方がおられますが、そのようなことはなく、奈良県五條市の金剛寺にも、大きな白檀の木があります。残念ながら、インド産以外のものは香木としての品質においては難しいようです。

白檀仏は、製作事例の頁でもご紹介させて頂きます。

写真上:当社保有の白檀原木
写真下:金剛寺に育つ白檀の木


【yomoyama② -玉眼-】

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