日々雑録

モノづくりの現場から12「絵師と表具師の工房から」




絵師と表具師の工房から。




在家用の掛軸。。
ごくごく当たり前と思っていた絹本手描きで本表装の在家用(仏壇用)の掛軸。




なかなか手間が要る上、上代を高く設定しにくいため、
製作する側としても少々キツイお仕事にはなってきますが、


印刷で機械表装の掛軸を当たり前のように扱うようにはなりたくないので、
無理をしてでも絹本手描きの本表装で在家用掛軸を製作しています。











絹枠に絵絹を張って、絵師さんが描きます。





今回は、浄土の両大師像。
善導さんの半金色は、裏箔にて表現。












枠から絵絹を外して絵師の工程は完了。


説明は簡単ですが、それなりに時間は掛かります。
印刷のように早く仕上がれば非常に楽ですが、


やはり、ひとつひとつを絵師が描くところに価値を感じて頂けると嬉しいのですが。



そして本紙は、表具師の手に渡り、


本日表具師の工房をのぞくと、裏打ちされ板張りされた状態に。








週明けには完成ですかね・・。




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