ブツネタ110　「蓮」 京仏商谷口の日々雑録 京都市西京区の京仏具匠

蓮を株分けしてもらいました。






４月の下旬に、



巻き葉が出てきたなぁ～っと思ったのも束の間、



あれから１ケ月、





ふえるわかめちゃんみたい・・・


知らぬ間にこんなに成長してくれました。



蓮は、われわれ仏具業界においては、

切っても切れない関係。

様々な仏具で、蓮を連想させる意匠が取り入れられています。

なかでも常花（じょうか）は、

木蓮花（もくれんげ）ともよばれ

字の如く、木製の蓮（蓮華）のことです。

（写真はこちら）


ちょうど本日、彩色仕上の常花が完成したので、実物と比較☆





こういった常花などを手掛ける木彫の職人さんや彩色師さんは、

勉強のために、実物の蓮を見に行かれることもしばしば。


ですから、ただの観賞用という訳ではありません。




梅雨が明けて、夏本番の頃には、

きれいな蓮華が咲くことでしょう。楽しみです。