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日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

ブツネタ437「葺(ふき)蓮華の骨台製作」

2019年04月30日(火)


骨台、骨壺台、骨容器台、骨置き、

特に仏具としての正式な名称は無いように思います。


骨台とは、お骨(骨壺に入ったお骨)を安置する台のこと。


ご寺院で年回法要をする場合、位牌を小型の須弥壇上に置き、回向を行うことがあります。


お骨台においても、体裁の良い台の上に骨壺を置くほうが望ましく、

より丁寧にということで、台を設ける。

弊社では蓮華の台を骨台として数回製作させて頂きました。

ちなみに骨蓮台と呼んでいます。


ブツネタ382「骨台、仕上げは白蓮華」

ブツネタ385「骨蓮台仕上がりました」

ブツネタ399「骨台再び!!」



前回、前々回は、蓮華の特性を表現するために、白蓮華とし、

岩彩色と截金をメインに製作をさせて頂きました。





で、今回のご依頼では、

葺蓮華をメインに製作のご依頼を受けました。



何通りもお見積りをご提示し、

ご予算を考慮し、桧は地桧にして値を下げ、金具は不要としました。









下の写真は合成ですが、イメージとしてはこのようになります。





あと別に、こんなのも製作させて頂いたことがあるのでご紹介します。






先にご紹介したのは、一時的に安置する台でしたが、


こちらは、納骨堂などに保管用の納骨入れ(骨壺入れ)として製作しました。


どちらも浄土宗寺院様へのサンプルとして製作したので、
蒔絵でキリークの梵字が入っています。




向左は、宝篋印塔(ほうきょういんとう)型。

宝篋印塔とは、墓塔や供養塔として使われる石造の仏塔。

あっさりとした造りですが、九輪が付くので格好良く仕上がっています。




【参考写真】上写真は、京都・善峰寺の宝篋印塔



向右は、八角型。

こちらもあっさりした造りですが、

擬宝珠付きの屋根のおかげで、存在感が出ます。



これらはどちらも、骨壺(骨容器)を内部に保管し安置しておけるように
製作させて頂きました。


共通して言えるのは、

体裁よく、そして大切にお祀りすることでしょうか。