京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

株式会社 京仏商 谷口 京の仏具匠・谷口谷口へようお越し
仏像を彫る特別対談日々雑録製作事例谷口のこと
お問い合わせリンク集サイトマッププライバシーポリシー
日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

仏像修理のハ・ナ・シ1 『熊谷蓮生像/現状維持修復ァ(全5回)

2007年10月30日(火)
前回より続き…


修復前(写真上)と修復後の写真です。前項までの工程を読んで下されば、

修復に相当な時間がかかるものだとご理解頂けたのではないでしょうか。


vol.1で修復方法は、『復元修復』『現状維持修復』のふたつに大別できる

と申しましたが、様々な状況により、修復内容は複雑なものになってきます。

その要因として、まずは「施主のご意向」が挙げられます。

『現状維持修復』と『復元修復』の修復方法では、全く趣旨が違います。

双方共、理念に基づいた正しい修復方法ですが、仕上がりとしては、全く別物になります。


その次に、お木像の「形状・仕様」と「損傷状態」が挙げられます。

形状や状態次第では、ご意向通りの修復方法を採ることが出来ない可能性もあります。

そして、「ご予算」「修復期間」が絡んできます。

それだけではないのですが、それらの要因を踏まえて、適切な方法を見出しご提示させて頂くわけです。

修復のご依頼で谷口にやってこられるお木仏(像)の大半が『復元修復』ですが、
近年『現状維持修復』のご依頼が増えてきています。

修復の幅が広がると、ご要望にも広くお答えできますし、

そのお像にとってどのような修復が適当であるか、適切な判断することが大切であると考えます。