京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

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日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

ブツネタ192 「奥床しい☆半艶蝋色」

2010年12月13日(月)




こちらは修理のご拝命を受けた仏具の天板部分。





どういった仏具かとういことはさておき、


この天板の仕上げは、蝋色仕上げになります。


木地修理後、下地工程を経て、蝋色漆を塗り、

蝋色の工程を施しました。



写真では分かりづらいのですが、

今回のは、通常の蝋色仕上げとは少し違うんです。

通常、蝋色となると漆黒の鏡面、深い光沢が特徴。



・・・で


お次は、こちらをご覧あれ。






先程の天板の上に、小さな箱台を置きました。


この箱台も蝋色仕上げを施しています。


天板の蝋色と箱台の蝋色、明らかに艶に違いがあるのがわかりますね。


通常の蝋色は、箱台のほう。

天板のほうは、艶を落とした蝋色仕上げで、
職人さんとの間では“半艶”と呼んでます。


さらに艶を落としたものもあって、
もっとマットなものを当方では“艶消し蝋色”と呼んでます。



この半艶仕上げは、得意先様からの指定で、

お堂内に安置されると通常の蝋色仕上げとはまた違う上品さがあるそうです。


あえて艶を出すのを控えるなんて、奥床しいですな☆