京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

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日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

ブツネタ242 「洗い終了〜!六鳥の彫り★」

2011年06月16日(木)




洗浄地獄はずっと続きますが・・・。


とりあえず、この六鳥の彫刻が洗い終わって一段落。







こちらが、本願寺派の仏具で、中尊前に置かれる六鳥型の前卓。

お預かりした仕様は、本体三方、彫刻の全てが金箔押し。

今回の修理では、仕様を変更し、

本体は本溜(ため)漆を塗り、部分的に金箔を押し、

彫刻は極彩色で仕上げます。





さて、この六鳥前卓の彫刻は、

漆箔が施されているので、下地を除去するのは一苦労・・。


それなりに手間が掛かりますが、

やっぱり塗り膨れるのは格好が悪いので・・・







このように下地を除去して木地に戻してやりました。

下地は砥の粉地でした。



よく 

「どうやって下地を落とすの?」

「金たわしとか使うの?」


・・と、聞かれるんですが、


まず、金たわしは使いません。

そういったものを使用すると、

下地はおろか、木地まで傷つけてしまうことになります。


木地を傷めれば、結局は下地で補修ということになり、

下地を厚く塗るはめになっちゃいます・・。





特別な道具、材料を使用するわけではありません。

ただ、黙々と丁寧に作業を続けるのみです。



木地を傷つけないよう、

目指すは、“彫り上がり時の状態” そして “彫刻を生かす修理”。




さ、次の洗いもんにかかります・・。





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ブツネタ260 「六鳥型前卓の大変身★」