京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

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日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

仏壇修理の話6 『障子の金紗はやっぱり刺繍で」

2016年05月28日(土)








仏壇のご修復のお話は定期的にございますが、








全てを塗替え、金箔を押し替える、いわゆる“洗い”から、


部分的に塗り替え、部分的には現状を維持する部分修理、


あと多いのが、障子の紗の張替え。。






紗に関しては、過去にも数回取り上げました。




ブツネタ66「障子に使うよ☆竹屋町」


ブツネタ292「仏壇の障子を張り替えるなら」






紗がかかったような・・という表現をしますが、







このような薄い生地を通して物を見て、
ぼんやり見えるところから、こういった表現をするんでしょうが、




仏壇の紗には、この無地の紗に、
金糸を織り込んだ(刺繍した)金紗を使用しています。




ただ、その多くは織り込んでいるのではなく、
転写したのが殆どで、金の質も悪くて普通です。






弊社では、出来る限り、前者の刺繍の金紗を使用します。













あまりそこを重要視されるお客様はおられませんが、




弊社がこだわるものですから、お客様にはご説明をさせて頂きます。








あと、付け加えますと、




この紗の張替え、そこそこ手間がかかります・・。




今回の障子は金仏壇で、障子の組子はスライド式になっています。







部分的には金箔が擦れていたり、







塗り替えて箔押し替えするまでの予算はなく、




部分的な箔押しと紗の張替え。




となれば、現状のままを保ちながらの作業となります。




紗を貼る部分に漆が付いてたりするのを両面サンドペーパーで落として







紗を張ってスライドさせ固定。









ま、言うほどでもないか。。




・・のわりにいつも時間かかってる気がします。















うん、転写の金紗より、絶対いい!★