京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

株式会社 京仏商 谷口 京の仏具匠・谷口谷口へようお越し
仏像を彫る特別対談日々雑録製作事例谷口のこと
お問い合わせリンク集サイトマッププライバシーポリシー
日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

仏像修理のハ・ナ・シ10 『仏手の新補&続・耳の損傷』

2009年07月01日(水)


6月のブログの更新が5回。

今日のヤフーニュースで出てましたが、
中川翔子が1日で231回の更新・・・。凄っ

ま、今月はもう少し更新できるように・・・。



さて、前回少し紹介した阿弥陀如来像の耳の修理ですが、

それに加えて、両手が亡失してしまっていたので、そちらの新補も同時進行。





両手を新補しますが、今回は共に手首付近で脱落しています。

残った右手(上げ手)の肘は、取り外すことが困難ですので、

そのまま維持し、右手のみ接着します。




桧材にて制作しました。





その後は、胡粉下地のあと、漆を塗って・・・

(下の写真は、上げ手が下地、下げ手が漆を塗った後の状態です。)





金箔を押して・・・





ひとつ付け加えるならば、

本来肌の部分は、この上から消粉(純金粉)を蒔きますが、

今回は金箔のみとなっています。


そして最後に古色。




耳も同様です。














今更ですが、この仏さん、いい表情をされてますし、シルエットもきれい。

けれど、耳が損傷していたり手を失われているお姿では痛々しいです。

こういった損傷は、修理方法も様々あります。その一例としてご紹介させて頂きました。