京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

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日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

仏壇修理のハ・ナ・シ2『京仏壇の修復(洗い) (全2回)

2012年08月03日(金)




仏壇のご修復に取り掛かったのが今年の2月。


ブツネタ272 「仏壇の修復★まずは金具外し」


鋲を抜いて金具を取り外した頃に、ブツネタでご紹介しましたが、

それ以来、更新が出来ていませんでしたので、2回に分けてご紹介します。




板内2尺7寸の京仏壇。

通し屋根入り、前開き、浄土型。








雨戸、障子の金具のあと、

仏壇内部の金具も取り外し、









雨戸分は漆の焼付けによる色付替え、

それ以外はメッキ替えを施します。




仏壇自体は解体して洗浄。 薬品を使用し、汚れを落とします。


洗浄後に、再度組み直し、修理の必要な箇所を確認します。











今回の仏壇は、比較的損傷は軽いものの、

雨戸や障子、膳引き、引き出し等、塗り膨れて支障が出ないように、

削って厚みを落とします。






あと、このお仏壇のポイントの1つである下段。

欅の木地蠟色(きじろいろ)。





木目が透けて見せる仕上げですが、

このままの状態で、同様に塗り上げると支障が出るので、







塗り面を削って、木地に戻します。


木地修理が完了すると、塗師屋さんの手に渡り、










堅地下地の上、砥ぎ。

中塗りを経て、上塗り。





堅地ですので、乾燥に時間を掛ければ掛けるほど、より堅牢な仕上がりになります。 

その点はしっかりと時間を掛けさせて頂きました。



上塗りの蠟色漆塗りが完了し、

次工程の蠟色師さんの手に渡る前に、当社工房で検品し、仮組み。










塗り上がってから仮組みを行うことで、

最終の組み立てにおいてのリスクも回避でき、

この工程が、非常に需要になってきます。




蠟色、箔押しを経て、組み立ての工程を経て完成に至るまでは、

次回ご紹介いたします。