京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

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日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

ブツネタ366 「漆を塗る前に下地★」

2015年01月10日(土)



1ヶ月前に彫り上がった台座光背。

ブツネタ365 「継続は力なり★」 ご紹介した台座光背です。



こちらは、木地完成時。彫刻前ですね。





そして、こちらは彫刻完成後。




これで完成ではありません。

仏さまが立たれる蓮華は岩彩色で仕上げ、

その以外の部分は、漆・金箔で仕上げます。


漆を塗り上げて、金箔で仕上げるわけですが、

この彫り上がった木地の上から漆を塗って、漆塗りが完了★
というわけではありません。



漆を塗る前に下地の工程があります。


この写真は、和紙貼り。



接合部などに和紙を貼っています。

木は呼吸をしています。湿気が多いと膨張しますし、乾燥すると痩せたりします。

その際に仕上がった表面に筋がうつることを防ぐためにこの工程を行います。



そして、下地を塗ったのが次の医者です。



ねずみ色をしていますが、胡粉と膠による下地です。

天然材料による下地がこだわるポイントです。


この下地を塗って研ぐ工程を繰り返します。


単に漆塗りといっても、下地の工程が重要になります。

下地の工程が完了し、ようやく漆を塗るわけです。


次の写真は、漆塗り完了後です。




このあとは、箔押(金箔)の職人の手に渡り、


別で製作したカザリ金具を取り付け、

彩色仕上げの蓮華をのせれば完成です。


石巻市のお客様には完成は2月になるとお伝えしていましたが、

順調に進みましたので1月中に納めれるかもしれません。


では、次は完成したときに★