京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

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日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

ブツネタ400「白毫、巻きますか?」

2016年07月07日(木)






前回、「モノづくりの現場から10」 で、水晶製の印巻の製作現場をご紹介しました。




その中で、メノウの肉髻珠(にっけいしゅ)のことに少し触れましたが、
今日はそのお話の延長戦。




☆三十二相(さんじゅうにそう)
★八十種好(はちじっしゅこう)


仏さんのお体の特徴をまとめたのがこの三十二相八十種好。

仏さんは偏平足だったり、身体は金色だったり、舌が長かったり・・・


色んな特徴をお持ちです。。




今回のお話は、三十二相の32番目。

最もポピュラーな「白毫相(びゃくごうそう)」。






眉間、おでこの部分にあるこの珠のことです。




この白毫相ですが、

眉間に右巻きの白毛があって、光明を放ち、伸びると一丈五尺ある。 とされ、

おでこの玉が、実は白毛で巻いていて光る・・。あまりに超人過ぎますが、

今回はその点は無視して頂いて、「右向き」というところに注目して頂きたい。




こちらの写真は、現在修理中の仏さんの肉髻珠と白毫珠。2躯分です。


左から、お地蔵さんの白毫珠、阿弥陀さんの白毫珠、阿弥陀さんの肉髻珠。


漂白して汚れを落とした後のお写真です。






いや〜修理ってほんと面白いもんですね。

っと水野晴郎な気分にさせてくれたのは、真ん中の阿弥陀さんの白毫珠。


これです、これ!





おおっ!巻いてます。巻いてます。

巻いてある白毫珠です。

透明度からみても水晶製でしょう。
水晶で巻いてるのは初めて拝見しました。


しかし、きれいに加工されています。




本躰の仏さんは、何度も修理の手が入ってますが、

この白毫珠が、製作当初のものであれば江戸前〜中期でしょうか。。。

そんな時代にこれ作れるかな・・


こんなんみたら、作ってみたくなりますやん❤



ちなみに、せんと君も巻いてました。