京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

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日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

ブツネタ374 「ちょっとだけよ」

2015年04月08日(水)



仏具のご修復。

・・といっても、在家用。



このたび、京仏壇のご修復をご拝命頂きました。

お仏壇の修復事例は改めてするとして、

今回は、付属仏具の修復のお話。



まずは、こちら、前卓。









三間造りの須弥型の前卓。

それなりに傷んでます。
仏壇も塗り替えますので、こちらも塗り替え決定です。


ただ、

「ちょっとだけよ」

ということで、少しだけ仕様を変更しました。


全く違うものに仕上げるのではなく、

前のイメージを残しつつ、少し手を加えて格好良く仕上げたいという思いです。



大した仕様変更ではありませんが、面朱としました。

こちらが、漆の塗り上がり。









金箔を押して、出来上がりです。










面朱にして、締まりましたね。





続いて、経机。

甲反りの経机です。




格狭間の裏板は緑漆。

ただ、今回も少しだけ仕様を変更しました。


その前に、こちらは金具。





上の写真が修理前。 下の写真が修理後です。


いきなり修復後の写真を出すのも愛想がないので少し挟みまして、

修復後の写真です。




「ちょっとだけよ」

ということで

今回も少し、仕様を変えていますが、どこかわかりますか?




格狭間の裏板です。

どう違うか・・。








黒漆や朱漆の艶と、風合いが違うのがわかります。

ぱっと見て、岩蒔き(岩彩色)? と思われた方は思うつぼです。

こちらは、緑の乾漆風の変わり塗り仕上げ。


なかなか面白い仕上げなので、

弊社ではこの変わり塗りを時折取り入れます。


この変わり塗りで、こんな厨子を製作したこともありました。

ブツネタ342 「別製木瓜厨子★完成」

さて、次回も付属仏具の修復のお話をして、

その次にお仏壇のご修復の報告をさせて頂きます。