京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

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日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

ブツネタ353 「お古い高杯は是非修理を★」

2014年02月14日(金)





高杯(たかつき)。

皿に一本の足が付いたお供えをのせる台です。




今、流通しているものの多くが量産品。

PC製の高杯なんて、見ていてがっかりです・・。



昔は、それなりに手作りでオリジナルの高杯があちこちで作られていました。




こちらは、あるご寺院で使用されていた高杯。






独特なカタチ。


きれいに円形がでています。ろくろで作られた高杯のようです。






お皿の渕は欠損が見られ、割れも生じています。






もう1対あります。


こちらは手作り感がすごい。

いびつな円形。足の膨らみもふぞろい。






さらには、

だいぶ傾いています。






たぶん、後者の高杯だけでしたら処分して、

新調取替えとなっていたかもしれません。




ただ、前者の高杯の独特なカタチを見て、

「今、同じ形状のものは作ってないですね〜」 という話になり、

修理しましょう!と話が進みました。




そして,

後者の高杯も直しましょう! ということになりまして・・






修復後がこちらです。

まずは前者の高杯。






そして次に後者。






修理して漆を塗り替えれば、ホント新品と同じ。



今では、すぐに新品に取り替えられることが多いように思います。


こちらの高杯は大正時代の銘が残されてました。

90年もの月日が経って、修理してまた何十年も使って頂ける。


よそのお寺では拝見できない高杯。

昔だからこそ出来た形。 今では安価品が感単に手に入る。


だからこそ、是非、昔のものは大事に残して頂きたい!

それにしても、きれいに直りました★