京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

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日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

仏像修理のハ・ナ・シ3 『お木仏の局部修復』(全5回)

2008年02月19日(火)
前回から続き…

玉眼の取付へ・・・。

上の写真が、取り付けた後のもの。
この後、彩色師によって瞳を描きます。

一連の玉眼の固定が完了したら、次は下地の工程へ。

下の写真は、その下地工程へ移る直前のもの。


前回、前々回で、少しほのめかしていましたが、この写真こそが、その疑問を抱かせてくれる事実★☆

差し首工法で頭部だけの修理のため、頭部のみが並ぶなか、1躯だけ胴体も一緒です。

わかりやすく説明するために、1躯だけを胴体に頭部を取り付けたんでは・・・ないんです。

・・・実は、12躯の神将像の1躯だけが、一木造りなんです★☆

一木造りというのは頭部から胴体脚部までを一つの木から彫り出したもの。

「なんで?なんで?」

なんで、一躯だけ・・・

彫られた時期も、彫刻の雰囲気も同じ。
同じ仏師によるもの・・。

面倒くさかった・・? 時間がなかった・・?
いや、そんなに手間は変わらない。

今となっては、真相は僕ではわかりません。

「修理すっどぎ、驚くべな〜」

当時制作した職人さんも言ってたはず・・。

こんな、疑問を抱かせてくれるお木仏の出会いにありがとう☆



では、次回より完成までをお伝えします。