京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

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日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

【yomoyama −鋲−】

2011年05月24日(火)




仏具の制作において、欠かせないのが“鋲(びょう)”。





常時、各寸の鋲を持っておかなければなりません。



今回、在庫が少なくなった鋲があったので、

久々に鋲専門の職人さんの工房へ訪れました。






「こんにちわ。谷口です〜」 と挨拶すると・・

「珍しいな〜」 と返ってきました。


そういえば、前回たんまりと仕入れたので、

2,3年は伺ってなかったかな・・。





さて、この鋲ですが、一般に流通している鋲に比べ、

頭がポコッと丸く大きいのが特徴。

錺金具にはこの鋲が合います。 錺が引き立ちます。

得意先の中で、この鋲を毎回称賛される社長さんもおられます。



昔は、当たり前のように和釘を使っていたように、

現在京都では、この鋲が主流。 




真鍮も使用することがありますが、

多くは銅の鋲になります。





左から、

素地 / 金メッキ / 消メッキ / イブシメッキ

頭の大きさが違いますが、全て5分の鋲。

素地は使用しませんが、よく使用する大きさです。




お次は、




左から、


1分5厘・消
芦田愛菜

2分・金 
矢口真理

太目 3分5厘・消 
近藤春菜

5分・消
宮崎あおい

太目 6分・消
森久美子

8分・銀
前田美波里

1寸・消
大林素子




色んな鋲を女性芸能人に例えてみました。

8分の銀メッキはシルバーということで、前田美波里さん。




さて、用途を簡単に紹介すると、


2分以内の小さな鋲は、

仏壇の高欄、在家の仏具や台座、仏像の宝冠などに使用。



太目の鋲は、

厨子などの重量のある扉の蝶番に使用したり、

鋲自体の存在感を出し、装飾の意味を持たせる場合にも使用します。



錺の大きさ、用途に応じて、使用する鋲も異なる訳です。





頭がポコッ!