京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

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日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

ブツネタ15 「台座へのこだわり」【其の一】

2008年02月09日(土)
台座・・・お像を安置する台のこと。

何といっても第一に仏さんですが、台座や光背によってその仏さんの雰囲気も全然変わってきます。

写真は、本日仕上がった台座・光背の木地。【写真:上】

材は、尾州桧。漆箔や彩色をせずに素地で仕上げます。

ここまでは、木地師によって作られます。彫刻する迄の段階ですね。


彫刻すれば彫りに目がいって、なかなか日の目を見ずに終わってしまいそうなので、ここで木地師の頑張りをご紹介・・・

【写真:下】は、台座下部の「地擦り框(じすりかまち)」部分。八角・六角・丸型など様々ありますが、これはいわゆる木瓜(もっこ)型です。

その木瓜型の框にご注目。

丸みを持たせているのが、わかりますか。

実は、この台座には、観音さんが立たれます。柔和なイメージの観音さんが立たれるので、台座にもその感覚を表現したく、丸みを付けました。

ちょっとしたことなんですが、なかなか手間の要る作業。

さらに面を1段付けてます。木瓜型で木地仕上なので、余計に手間がかかります。

さて、これは目に見える部分。次回では、目に見えない構造上でのこだわりをご紹介します。



ブツネタ14 「“ばれん”って…?」
ブツネタ16 「台座へのこだわり」【其の二】