京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

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日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

ブツネタ208 「2度押し★いっときましょ!」

2011年01月29日(土)




今日は箔押師さんの工房へ。



現在、身丈1尺3寸の四天王像を制作中です。



そのうちの1躯の箔押しが完了しました。






こちらの胡粉下地も、究極の下地★





彫りが生きてます★

胡粉地で彫りを殺さない★


でも今日は、このすばらしい下地のことはちょっと置いときます・・



今日は、箔押しのこと少し・・・。


この天部像の場合、箔押しするのは、お像の甲冑の一部のみ。

あと、持物と光背も箔押しです。




甲冑の箔押しする部分には、漆を塗ります。

胡粉下地の上から、漆を塗らずに箔押しする場合もありますが、

漆の上に箔押しするのと、下地の上からするのとでは、金箔の艶が違います。



今回のような彩色仕上げの場合、

箔の部分は一部で、お像の大部分は彩色が入ります。


箔押しの面積たるや僅かではありますが、

箔の上がりが良ければ、彩色の仕上がりも栄えるってもんです。



よし、ここは・・・ “2度押しいっときましょ★”


2度押しとは字のごとく箔を2度押すこと。

箔押しを普通にこなして、乾いてから再度箔押し。




一度金箔押ししたところに、再度漆を塗っているところです。

この後、二度目の箔押し。









ちなみに、






光背、持物も2度押しです。


金箔にしても、プラチナ箔にしても、金属箔なのに違いありません。

僅かな厚みですが、箔を押し重ねることで、重厚さが増します。





通常は1度押し。 それで普通です。


箔押しさんの技量や箔の内容で、その出来が変わります。

お願いした箔押師さんの腕は確か★

1度押しでも満足な上がりになりますが、あえて2度押しをお願いしました。



より上の仕上がりを求めて・・。