京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

株式会社 京仏商 谷口 京の仏具匠・谷口谷口へようお越し
仏像を彫る特別対談日々雑録製作事例谷口のこと
お問い合わせリンク集サイトマッププライバシーポリシー
日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

ブツネタ241 「金華鬘の制作」

2011年06月09日(木)




小さな金華鬘(かねけまん)を制作しました。




西本願寺派の御宮殿内・御本尊前に取り付ける華鬘です。

華鬘とは、花の輪をかたちどった飾り物を意味し、

元は生花であったものが、金属等で制作するようになり、

荘厳具として定着するようになりました。



その多くは団扇状のものが多く、

今回制作した華鬘もその形状で、肩部分を木瓜にしました。





華鬘の形状の銅板を用意し、

図案を用意して、糸鋸で柄を抜き、たがねを使用して、







模様を彫り、やすりで整えるとこんな感じに。





唐草の部分に毛彫りが施されました。





銅の透かし彫りの地板の他に、

別パーツとなる紐房、地板を巻くヒモ等も全て錺師さんによって作られます。








その紐房部分。 

華鬘では付き物なんですが、

正式には、総角(あげまき)結びと呼ばれます。

昔の人々は、花は生命の象徴とされ、
花形の文様は衣服や調度品に、総角結びがつけられていました。

その名残が華鬘にも見られるのでしょう。




瓔珞は平枠と三枠を交互にして、

最後に袋鈴を付けます。




最終、消メッキを施して、




組み立てれば、完成。






瓔珞は、シンプルに水晶と瑪瑙の貴石で繋ぎました。






この華鬘なら、御本尊も引き立つはず★