京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

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日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

仏具修理のハ・ナ・シ4 『紗綾形彫り説相箱の修理◆(全2回)

2013年03月17日(日)




前回からの続きです。



木地修理が完成した説相箱は、塗師さんの手に渡りました。



元々は、四方に金箔が押されていただけでしたが、

今回は少し仕様を替えました。









普通は黒の箔下漆で塗るところを、ウルミの箔下漆で塗り上げました。

箔の仕上り、色艶を上げるためです。

黒とウルミで大きな差が生じるわけではありません。

ですので、作り手の自己満足といったところでしょうか…。






内部ですが、当初は黒漆を塗った上で、蝋色を施す予定をしていましたが、

ここには、以前、

ブツネタ303 「仏器箱・変わり塗り仕上げ★」

・・・で仕上げた The Lazara〜ザ・ラザラ〜 を施しました☆



艶のある仕上がりは、どうしても手垢が付いてしまいます。

こういった箱物には、この仕上げは向いているかもしれません。




そのあと、

繰型(くりかた)の見込み(厚み)部分に朱漆を塗り、




四方と框厚み分の天場と、

あげ裏にも金箔を押しました。













框厚み分の天場には摺り漆をかけて養生。


立派に生まれ変わりましたとさ。