京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

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日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

仏像修理のハ・ナ・シ2 『弘法大師像の復元修復 (全5回)

2007年11月12日(月)
今日から5回のシリーズで『復元修復』についてご説明させていただきます。

前に『現状維持修復』のご説明をさせて頂きました。お像の歴史(古さ)を消すことなく損傷箇所のみを修理し、現状をより安全に後世に伝えるための修復方法。

一方、『復元修復』というのは、下地や彩色(もしくは下地と漆箔)を洗浄し木地の状態まで戻し解体、木地の修理を施します。『現状維持修復』との大きな違いはここにあり、仏具店の大半がこの修復方法を取ります。

今までに多くの仏像修復にご縁を頂きましたが、お像の状態は皆様々です。そして施主様側のご意向も様々。あらゆる角度からの修復が必要とされます。

『現状維持修復』と『復元修復』それぞれに修復の利点がありますが、根本的な趣旨がそもそも違います。『復元修復』のご説明を進めながら、『現状維持修復』との比較をして頂ければ、その違いが明確になると思います。

写真は、『復元修復』させて頂きました弘法大師像です。
次回より、その修復工程のご説明をさせて頂きます。

写真上:修復前
写真下:修復前


次回へ続く…