京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

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日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

【yomoyama −位牌文字彫刻−】

2015年12月25日(金)




弊社では位牌の製作に力を入れておりますが、


ブツネタ315 「最高級位牌は如何ですか☆」

ブツネタ371 「谷口謹製位牌☆ひとえぶち」


位牌の文字彫刻は手彫りにこだわっております。


関東では、漆で文字を書かれることが多いのですが、
京都及び関西では、文字を彫るのが一般的です。


ただ、文字彫刻に関しては、
「手彫り」と「機械彫り」とに分けられます。


昭和の中期位までは、手彫りが殆どでしたが、


近年は、京都でも機械彫りの位牌をよく見るようになりました。
京都を出れば、その大半が機械彫りのようです。


どうあれ、位牌文字彫刻の専門の職人が京都には存在することを
お客様にお話しすることは、弊社の役目であると考えています。


なんでも簡略化のこの時代に職人が彫刻刀で彫り上げることの意義と、
その字が持つ温かみをお伝えし、手彫りをお勧めしています。


木地ではなく、下地+塗りの面に文字を彫りますので、
彫りにくい上に、刃物は傷みますので、容易い作業ではありません。




こちらは実際に文字が彫り上がった位牌です。





弊社オリジナルの京位牌「一重渕」

溜漆塗りの札に彫り上げた文字、コチラは手彫りです。


かたや、

同じ弊社オリジナルの京位牌「一重渕」ですが

コチラの文字は機械彫りです。






どちらがお好みですか。


機械彫りは文字自体きれいですが、整いすぎで単調です。
深さがないのと字に冷たさを感じます。



手彫りのほうは、文字に深さがあり、字体にも個性があり、
職人が彫っている風景も浮かんできそう・・。



こういった、上製の位牌にはより手彫りをお勧めします。

もちろん、費用もございますので、近年は機械彫りを選ばれるお客様もおられます。



まずは、「手彫り」と「機械彫り」とがあることを知っていただきたく、

今さらながら「位牌文字彫刻」についてお話しさせて頂きました。