京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

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日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

ブツネタ49 「金泥描きだって・・・」

2008年07月15日(火)
白檀の阿弥陀さんに金泥描きを施しました。

白檀の仏さんの場合、素地で納めるか、もしくは、

木地の上から「金泥描き」か「截金」で衣の文様を表現したものを納めるか、

およそ、その3つの仕上になります。


截金は、事実、技術と手間が要る仕事ですが、それなりに高価なイメージが認識されています。

ただし、金泥描きの場合、「截金するほどの予算がないから…」という感じで金泥描きのご依頼を受けることが多いのが現実。

当社の職人は、截金も金泥描き共にこなすのですが、

金泥描きの業界でのランク付けの低さに、いつも残念がっています。

(内容にもよりますが、金泥は截金のおよそ3分の1位でしょうか・・・)


金泥も膠液と金粉を混ぜるだけと認識されている方も多いのですが、

金粉に膠液を少量入れて練り、熱を加えて水分を蒸発させる焼き付け工程を経て、

さらに膠液を入れて混ぜ、次にぬるま湯を入れてまた混ぜて・・・

灰汁が出てくるのでそれを取り除く・・・。

意外と準備に時間がかかるんです。

截金ほどではないものの、筆で、細かな模文様を描くのも結構な技術が必要となります。

ある一定の線の細さが要求されますし、

特に、膠の分量により、金の光沢が違ってきて意外と難しいんだそう。


ま、それでも僕自身、截金の仕上に魅力を感じ、截金重視には変わらないんですが・・・

金泥描きだって・・・☆ ということですね。


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