京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

株式会社 京仏商 谷口 京の仏具匠・谷口谷口へようお越し
仏像を彫る特別対談日々雑録製作事例谷口のこと
お問い合わせリンク集サイトマッププライバシーポリシー
日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

ブツネタ175 「新たな絹本着色の挑戦★」

2010年07月26日(月)



以前に制作して、ブツネタでも登場した絹本着色の両大師。


ブツネタ148 「絹本着色の両大師」

ブツネタ158 「表装しました両大師★」



ブツネタ158の最後に、「違う宗派のものも作ってみましょうか☆」

・・・なんて言ってましたが、



実際作ってみました★





まずは、

釈迦三尊!





本尊の釈迦如来、

そして脇侍の文殊菩薩と普賢菩薩。





向かって右側が、獅子に乗った文殊菩薩。



右手には宝剣を持たせ、

左手には、経典のみを持つ像もよく見ますが、

今回は、経典を乗せた蓮華を描きました。







向かって左側が、象に乗った普賢菩薩。



持物を持たずに合掌するお姿もよくありますが、

今回のには、蓮華を持たせました。



光背は、裏箔を施していますから、



光沢を出しすぎないように、

控え目な艶消しの金を表現しています。



そして、表装・・。


禅宗にうってつけの、正絹の紺系の緞子で★








・・・でお次は、


浄土真宗のご両脇、親鸞さんと蓮如さん。





おおっ、3対分。

このように、枠に絹本を張って描いていきます。





この写真は、まだ途中の段階。

まだ、どちらものっぺらぼうですし、

数珠も畳の縁も、礼盤の杢目もありません。



ここからが、かなり細かい作業になります。

なんせ、30代50代用の本紙ですから、

相当な根気が要ります。失敗は許されません・・。





・・・で描き終わったのがコチラ。






まずは蓮如さんから・・



畳の高麗縁が細かい!

お顔も蓮如さんの特徴が出てますね!




そして、親鸞さんです・・




このお顔、親鸞さんですね★


90歳手前のご年齢ということなんで、

もう少しお歳を召した感じが理想なんですが、

この本紙の大きさでは、それを表現するのが少々厳しくはあります。


畳の繧繝縁、礼盤の杢目、細かい彩色です☆



さて、今度は、本尊となる方便法身尊影を挑戦したいですね☆