京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

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日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

ブツネタ356 「本物志向★神代楠の位牌」

2014年03月13日(木)



本物志向★


自らハードルを上げます。



海外製品や、おもちゃみたいな位牌が多い中、

本物志向のお位牌です。


以前にもご紹介をしましたが、


ブツネタ322 「銘木位牌★と本桑仏壇★」



今回、戒名の文字を彫刻したものをご紹介します。







無地楼門(むじろうもん) 弊社での愛称はムジロー。

今までにもこのブログでたくさんご紹介してきました。

ブツネタ128 「はじめまして、ムジロウモンと申します。」

ブツネタ130 「マリオとムジロー」

ブツネタ155 「ムジロー♪トリオで登場!」

ブツネタ333 「銘木位牌・拭き漆仕上げ」



派生的に銘木で製作したムジローの魅力を伝えたくて

今回も取り上げてみました。



まず、材は神代楠(じんだいくす)。

神代木とは、今からおよそ数百年から数千年前、

噴火や大きな地崩れなどにより地中に埋没した木のこと。





普通は、虫や腐敗菌により土に返ってしまうのに、

幾つかの要因によって、倒れたときの状態で出土されるんですが、

永年の地中の成分が浸透して独特の色合いになっているのが特徴。


さらに楠の場合、その特有の香りはそのままに残っています。




位牌だからこそ、大事な方のお魂の入る位牌だからこそ、

内地の木にこだわって、製作してみました。







木地仕上げですから、表面の仕上がりもとってもきれい。

面取りのひとつひとつもすごく丁寧です。





あと、この文字彫刻ですが、




機械彫りでは味気ないですし、

やはり手彫りにこだわりました。


彫り文字の陰影のみで、文字の中に金箔や金粉、色等は入れません。


これこそ、本物。