京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

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日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

ブツネタ16 「台座へのこだわり」【其の二】

2008年02月10日(日)
(昨日に引き続き・・・〉

さて今日は、表面上はわからない構造上のこだわり・・・

部分的に、ムクの材を使用しますが、光背や台座の框、框の上にのる反花(かえりはな)は、複数の材を組んで成形します。

台座の框と反花に限っては、木口に細工をし、接合部の強度を高める継手(つぎて)を施しています。【写真:上】

接着剤で固定はしますが、この継手を施すことで、将来的に、接着箇所が離れることを防ぐことが出来ます。


次に心棒について。【写真:下】

台座は、例外を除き、彫りが施されたパーツが重なりあって作られています。

その重なりを安定させ、正確に位置づけるのに心棒を施します。

通常は、円柱の心棒が多いのですが、これは角柱の心棒。

これですと、円柱のよりも、角度等もしっかりと固定することが出来ます。
ですが、そのホゾを制作するのにも手間が要ります。円柱でしたら、ドリルであければ済む話ですが・・。

そんなこだわりが、小さな台座の中に、実は色々と隠れているんです。

どの台座にでも、ご紹介した工法を取るというわけではございませんのであしからず。



ブツネタ15 「台座へのこだわり」【其の一】
ブツネタ17 「小さなお不動さん」