京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

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日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

ブツネタ324 「大仏のつぶ拾い・・」

2013年03月10日(日)





スマホのアプリでふざけたゲームがありました。

とりあえず気になったのでダウンロードしてみると、


諸行無常アプリ・・

大仏のつぶ拾い・・








落としてもうた、、

ふざけすぎや(`Д´)


しかも、螺髪(らほつ)のことを“つぶ”・・・て












話は変わって、


現在修理中のお木仏の話。

阿弥陀如来像の復元修理です。





写真は、修理前。 頭頂部です。


復元修理のため、このあと、水に浸け、

下地の層を除去し、木地に戻し解体します。





そして、木地に戻し解体した状態がコチラ。





木の寄せ方など、つっこみたいところは色々あるんですが、

今回特筆したいところが・・・






ここ★




螺髪が・・・

スパッと平らに・・・






まさしく、大仏のつぶ拾い状態。

落とされたんですか?





本来、螺髪の一つ一つは、木彫で彫り出しますが、

今回のお木仏は、丸いアール部分を胡粉で成形されていました。






もちろん今回の修理では、木彫にて螺髪のアールを成形しましたが、

なかなか珍しい工法ですね。 あまり利口なやり方とはおもえませんが・・。








これが、胡粉で成形されていた部分。





仏像の修理を数多くやっていると、

皆それぞれに作り手の個性があり面白いのですが、

時には、このように度肝を抜かれることもあります。







ダウンロードした大仏のつぶ拾い、

無論、即消去です。