京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

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日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

♪合掌♪手をあわそ「尾州桧の阿弥陀如来像」

2012年07月20日(金)





今日も無事に1日を過ごすことができました。



日々感謝、ご先祖様にも感謝です。



そんな思いを込めて、ご本尊、お仏壇に手を合わせましょう。






久々の “♪合掌♪手をあわそ” です。




今回の納入は、黒檀・三方練りのお仏壇。

小振りですが、重厚さが感じられます。





このお仏壇に本尊として祀られる仏様は、阿弥陀如来像。


今回は、尾州桧材で彫り上げられた阿弥陀さまで、

実は、漆箔仕上げを施す予定の仏さまでした。







ですので、玉眼入りで、漆箔がきれいに仕上がるように“割り袖”といって、

胴体と肩・袖部分が外れる構造となっています。


こちらをご参照

☆彫りあがりました★27 「割り袖・塗り下の阿弥陀像」





本来であれば、漆箔を施す仕上げとなるのですが、

今回は木地の状態で、ご本尊に迎えられることになりました。

塗り下とはいえ、木地仕上げでも十二分に通用する彫り上がりです★



今回、お客様が、仏画のご経験がある方で、

仏さまのお顔には、少なからず思いを持たれてました。

そんな中、この桧の阿弥陀像が目に留まられたわけです。


漆箔を施すと、どうしても印象が変わりますので、木地仕上がり。

螺髪にも彩色は施しませんでした。






立像6寸。 仏壇からすると若干大きいかと思いましたが、

台座は最少の段数となる蓮華座、光背は輪光背とし、

違和感無く、良いバランスとなりました。



手を合わす対象となる仏さま。

地場の京都で、仏師が思いを込めて刻んだ仏さまです。


妥協を許さない彫刻に対する厳しい姿勢、そんな現場を見ているからこそ、

多くの方に知って頂きたい。

自信を持って、お迎えいただけるご本尊と自負しております。