京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

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日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

ブツネタ406「脚が素敵ね。平安型の登高座」

2017年01月10日(火)



すごく久しぶりになってしまいました。。


本年もどうぞよろしくお願い致します。






こちらは、平安型の登高座。木地完成時の写真になります。


得意先様からのご依頼で、製作させて頂いております。
(現在は、塗師工房にて施工中)







平安型の特徴は、やはり脚の造りでしょうか。。
向机と脇机の3脚がとてもシャープで格好良いです。




観光やらでお寺に参拝した際、登高座が平安型だと、オッ!と思います。
製作するのにも、少しテンションが上がっちゃうそんな仏具です。




ただ、格狭間や鰭のカタチで残念な感じになっているのをたまに見かけます。。
脚が素晴らしくでも、やっぱり全体のバランスですね。







平安型の特徴として、中抜き(框)に格狭間のミゾがあるところ。
木地師さんにとっても、このミゾがあるかないかでは手間は全然違います。


この後、下地をして、漆を塗って、多少膨れることを考えての製作になります。





矢印のところがミゾですね。










こんな感じで収まります。







あとは、自己満足な世界。。


地擦りの小足。四隅に付く畳擦れとなる最下部分。





今回も、木地段階で固めず、漆を塗り上げてから接着します。


接着してから下地や漆を塗ると、どうしても輪郭が呆けてしまうから・・


という理由ではありますが、


意識しないとわからないレベルです。 でもこっちのほうがカッコは良いのです。









漆の塗り上がりももうすぐ。。


完成が楽しみです。