京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

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日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

仏具修理のハ・ナ・シ6『須弥壇・脇壇の修復 (全4回)

2012年10月06日(土)



今回の修理のハナシは・・


堂内の須弥壇及び、両脇壇の修理。












大きな格狭間が特徴的な須弥壇。

全体的に白っぽく汚れています。

漆が剥落し、下地に使用されていた胡粉が広がったのでしょう。


高欄は何度か塗り替えられているようです。






一方、脇段ですが、


こちらが右脇段。




こちらは左脇段。




須弥壇のとは、少し彫刻の内容が違いますが、

存在感のある立派な格狭間です。




こちらのご寺院様のご本山である
西山浄土宗総本山光明寺様・御影堂の須弥壇修復を
3年前に施工させて頂きましたが、

その時を思い出させる造りです。






また、正面の大きな花頭窓と、





左脇壇の花頭窓3つも



修復させて頂くことになりました。




須弥壇4枚、両脇壇4枚の格狭間板を外し、

格狭間板と高欄は、工房に持ち帰り施工。

残った框、束、天板に関しては現場での施工としました。






さて、取り外した格狭間ですが、























剥ぎ合わせられた板が、遊離し完全に隙間が出来ています。

このまま、この板を接合し直し、埋め木やコクソ等で木地修理し、塗り替えれば、

近い将来に仕上がった塗り面に剥ぎ目の筋が写ってくる事は間違いなく、


今回の修理方法として、格狭間の繰型部分(朱塗り部分)を抜き取って、

地板のみを新調することにしました。