京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

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日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

【yomoyama─ 殃珠−】

2008年04月17日(木)
宝珠とは、キューピーの頭やドラクエに登場するスライムのような形をしたものをいい、

正しくは如意宝珠、サンスクリット語では“シンタマニ”といいます。

如意は、「意」の「如」く、思いのままという意味ですから、如意の宝珠は、願い事が叶えられる神秘的な宝物ということになります。

また、“シンタマニ”の“マニ”は珠を、”シンタ”は思考を意味し、
そこから転化し、切望の意味があるとされています。


その宝珠を手にする仏さまで最も有名なのが「地蔵菩薩」。

ほかに「如意輪観音」や「千手観音」も宝珠を持たれます。

どの宝珠も人々の願いが叶えようとする願いが込められているのでしょう。


仏像だけにとどまらず、仏具全般において宝珠は意匠として用いられることが多く、その多くが最上部に取り付けられます。

宝珠の形は様々で、お地蔵さんが持たれているような球体だけの宝珠、火焔が付いた宝珠、欄干につく宝珠(≒擬宝珠・ギボシ)、宝珠型の光背など、多岐にわたります。

宝珠型の光背は、歴史も古く、国宝の法隆寺の釈迦三尊像、救世・百済観音像もその形の光背です。

また、宝珠そのものが仏像と同じように信仰の対象となることもあります。

それは、仏舎利(釈迦の遺骨)の霊験の強さと宝珠が同等であるという発想からのようで、舎利を奉納する容器の形は宝珠型が多いのは広く知られています。


最後に先に述べました「火焔宝珠」について調べましたところ・・・

火焔の持つ意義は特にないようで、宝珠を荘厳するアクセサリー的装飾物と考えていいようです。

【写真:上】聖天厨子(火焔宝珠と擬宝珠が付いています。)
【写真:下】宝珠型光背(観音像に多く使われます。)   共に当社制作


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