京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

株式会社 京仏商 谷口 京の仏具匠・谷口谷口へようお越し
仏像を彫る特別対談日々雑録製作事例谷口のこと
お問い合わせリンク集サイトマッププライバシーポリシー
日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

仏像修理のハ・ナ・シ37『修理か…新誂…』(全4回)

2010年06月26日(土)




だいぶ空いちゃいましたが、


修理のハナシ将掘 惱ねか・・・新誂か・・・ 

修理のハナシ将掘 惱ねか・・・新誂か・・・◆


の続きです。




・・・・・



光背は修理して、

台座は新誂・・・。 



そして、ここに立たれる阿弥陀さんが、



こちら☆




いいお顔をされてますね☆



でも・・・




左足先がありません。


さらに、その周辺も損傷しています。






台座に目を向けると、







おおっ!

 靴が脱げたかのように、台座に足先を忘れもの!



でも見る限り、右足とも作風が異なり、

後補のもの(新たに足されたもの)なのがわかります。







あと、


両手も明らかに後補のもので、

全体とのバランスがとれていません。








・・・ということで、


他にも多少の損傷はありますが、

台座・光背に手を入れるこの好機に、阿弥陀さんの損傷部の要所も

手を入れることになりました。







まずは、桧材で両手と左足先を彫ります。




右手は、既存の肘の部分に接着。




如来さんの手には、縵網相(まんもうそう)という水かきがありますが、





既存分にはありません。

今回の取り替え分には、縵網相を作っています。
(人差し指と中指の付け根を見るとよくわかります。)





仮に固定してみると、





こんな感じです。






欠損がみられた左袖口と、





左足先周辺にも木地修理を施し、







漆を塗って、







金箔を押します。







そして、古色を施し、阿弥陀さんの修理は完成に至ります。





両手と、左袖口、




左足先とその周辺を直してます。


直した箇所が気にならないでしょ?





次回は、『修理のハナシ将掘戮虜能話。


台座・光背も完成しましたので、

阿弥陀さんを立たせてみましょう。



次回☞修理のハナシ将掘 惱ねか・・・新誂か・・・ぁ戞柄苅寛鵝