京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

株式会社 京仏商 谷口 京の仏具匠・谷口谷口へようお越し
仏像を彫る特別対談日々雑録製作事例谷口のこと
お問い合わせリンク集サイトマッププライバシーポリシー
日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

仏像修理のハ・ナ・シ9 『耳の損傷』

2009年04月02日(木)


ドラえもんgaネズミにかじられて耳がないのは有名な話。



野球解説者・江川卓さんが高校時代、
高校生離れした投球と、耳の大きな顔が漫画「怪物くん」の主人公に似ていることから、
「怪物くん」と呼ばれていたのも有名な話。



そして、仏さんの耳は福耳で、耳朶(耳たぶ)には穴があいているのも有名な話・・・


これは耳朶環状(じだかんじょう)と言って、
仏さんの身体に備わる特徴のひとつなんです。





こちらは、当社にやってこられた阿弥陀如来像。

両耳とも損傷し、痛々しいです。


こういった、耳や指などの繊細な彫刻部分は、

非常に傷つきやすく、お手入れされる場合には特に注意が必要です。


損傷したままでは、仏さんもお気の毒ですし、






このように、欠損部のみを新補。


こういった局部の修理ですと、掛かる費用も少なくてすみます。


この後、新補部分に漆を塗って、箔押し、古色彩色を施します。