京都市西京区の京仏具匠、京仏商谷口。寺院・在家用の仏像、寺院荘厳仏具から仏壇まで製作・修復いたします。

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日々雑録
京都には熱い思いを抱いた職人たちが大勢います。この日記を通して“ものづくりの心”を少しでもお伝えできればいいな、と思っています 専務取締役 鶴島 義允

ブツネタ48 「家康が亡くなった年に・・・」

2008年07月06日(日)
現在、開山像(肖像)の復元修復を進行中。
洗浄、解体が完了し、乾燥させている段階です。

写真は、お像の背中部分。そこには、文字が刻まれていました・・・


{ 元和二年八月彼岸・・・ }

元和(げんな)とは、いつ頃・・・?

早速、調べてみたところ・・・

1615年から1624年の期間。江戸時代の初期☆

元和二年とは、西暦1616年で、

将軍は、二代目秀忠の時代。

ちなみに、三代目の家光が就任するのは7年後の元和九年のこと。

そして、この元和二年は、初代将軍・家康が死去した年・・・。

詳しくは、四月に亡くなっているので、

家康が存命中に出来上がっていたのかもしれません。

このように年号がはっきり残っている例は比較的少なく、

そんな場合、作風や木の状態で年代を判別はしますが、結局推測ですし・・・

現代の天気予報のように、何年何月といったピンポイントな予測は無理◆

ですから、こんな記録が残されていると、その時代に関心が沸いちゃいます☆

あと、このお像ですが、最低2回の修理された形跡は確認できました。

その過去に施工された修理が丁寧なものだったのと、

保存環境がよかったので、400年近く経っているわりには、
お像の状態が良好でした。


ブツネタ47 「ホントは○○色だったのね★」
ブツネタ49 「金泥描きだって・・・」